キノコノコのハンドメイド販売ブログ

ゲイが伝えたいどうでもいいハンドメイドと日常の話。

Yahoo!チャットに思いを馳せて〜小学生だった私を助けてくれた場所〜

今日は懐かしい思い出話をひとつ。

 

とても懐かしい響きね。「Yahoo!チャット」

チャットなんていう言葉は最近ほとんど耳にしなくなってしまったけど、今コミュニケーションツールとして大きな地位を築いているLINEもよく考えるとチャットに似ているわね。

 

私が小学校高学年くらいのころYahoo!チャットにとてもお世話になった。

どうやってYahoo!チャットの入り口にまでたどり着いたかなんて、覚えてはいないわ。

だけど、小学校でのコミュニティ形成にあまり上手くいっていなかった私にとって、インターネット上で学校とは違うコミュニティを探すのは自然なことだったのかもしれない。

 

 

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http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0219/ychat.htm

 

チャットっていうとなんだかイヤらしい感じに聞こえちゃうけど、当時のチャットはそんなことはなくて、同じ趣味同士だったり、地域同士だったり、年代同士だったりの部屋(チャットルーム)が用意されていて、そこで自然と人が集まり、会話が始まっていった。(もちろんエッチなチャットルームもあったわよ。私は怖くて1回しか覗けなかったけど(覗いたんかーい

 

今まで学校や同じ小学生としかコミュニティを形成してこなかった私にとって、これだけ色々な人が集まって会話ができる場所があることにとても驚いたし、感動したわ。

 

当時のチャットに小学生はあまりいなかったから、大人と会話をするのが当たり前だった。

おばさんやおじさん、お姉さんやお兄さん、そして小学生の私。いろいろな年代の人が入り混じるコミュニティがとても新鮮だった。

 

そして何と言っても、みんなとても優しかったの。

小学生である私をみんなが受け入れてくれて、優しく接してくれた。

大人の会話に入っても、私の拙い言葉にみんながちゃんと耳を傾けてくれた。

私はとても嬉しかった。

 

当時とてもはまっていたのが「ボイスチャット」だったわね。マイクを通して自分の声をルームにいる全員に届けられたのよ。

だからCDの音源を流してBGMにしながら会話を楽しんだり、ラジオのパーソナリティみたいに一つの番組を構成しているような人もいた。

その中で私がよく出入りしていた部屋に「カラオケルーム」っていうのがあってね。

みんなで1曲ずつ代わり番こで歌っていくのよ。

チャットで予約を入れて、順番に歌っていく。今思うととても恥ずかしい行為だとは思うんだけど、結構人気の部屋だったのよ。

 

私は学校では恥ずかしくて歌えなかった「モーニング娘。」の曲をよく歌ったわ。

学校では男子がモーニング娘。を好きっていうだけでからかわれたりしたの。でもYahoo!チャットでは違った。

大人たちは小学生が歌う姿を、自分の子どもや近所の子どもが歌ってるように聞いてくれていたのよね。

だから歌い終わるとよく褒めてくれたし「かわいい」と声をかけてくれた。「88888」が拍手の略であることもチャットで知った。

お世辞で褒めてくれているのに、子どもの私は喜んでまた歌の予約を入れる。とてもうざいガキだったと思うわ。それでも大人は飽きもせず何度も聴いてくれた。

 

学校では友達のできなかった私だけど、Yahoo!チャットにはたくさんの友達ができた。

 

仲良くなるとYahoo!メッセンジャーを使って個別に連絡を取れるようになるのよ。

高校生のお姉さんと仲良くなって当時流行っていたジャニーズJr.のグループ「Ya-Ya-yah」について語ったり、一緒にホームページを運営するような仲になった。毎晩のようにメッセンジャーで連絡を取り合ったわね。そういえば文通もするようになったっけ。

 

後、やたらと語尾に「♪」を多用する20代ぐらいのお兄さんとも仲良くなった。当時の私はきっとその人のことが好きだったと思うのよね。そのお兄さんがログインしているととても嬉しかった覚えがあるわ。

 

だけどね、私がちょうど小学校を卒業した頃、チャット用のパソコンが壊れてしまったの。

当時ボイスチャットができるのがWindowsのパソコンのみだった。

私の家はその壊れたパソコン以外全てMacintoshだったからボイスチャットが利用できなくなってしまったの。

 

それまで何度も通っていたチャットルームで、ボイスチャットができなくなってしまったのよ。

チャットルームで文字を使った会話はできるから入室はするんだけど、声を届けることはできない。

「今日はマイクで話さないの?」なんてみんなが声をかけてくれるは嬉しかったけど、その期待には応えられなくて、次第にYahoo!チャットに行くことはなくなってしまった。

Yahoo!チャットのサポートセンターに「なんでMacではボイスチャットができないんだ!」って怒涛のメールを送りつけていたっけ。なんて迷惑なクソガキかしら。当時のサポートセンターの方、本当に申し訳ないわ。

 

その頃ちょうど中学校に上がって、そこそこ上手く人間関係も構築できたし、Yahoo!チャットに行かなくても毎日を楽しめるようになっていた。

Yahoo!メッセンジャーで繋がっていた女子高生やお兄さんとも次第に連絡を取らなくなってしまったわ。

 

今あの人たちはどうしているのかしら。

ときどき思い出すけど連絡を取る手段はないのよね。

 

 

ところで、今ってYahoo!チャットに代わるものってあるのかしら?

ツイッター?ブログ?

私みたいに学校で上手くいっていない小学生にとって、インターネット上で違うコミュニティを構成できる場所はあるのかしら?

 

小学生はネットで交流するべきではないみたいな風潮があるわね。私もそういう流れになるのは分かるのよ。

だってツイッターやブログを見るとよく分かる。汚い言葉が溢れているんですもの。

 私もこの汚い言葉を子どもに見せたいとは思わないわ。

 

いつからこんなに汚い言葉がインターネット上にあふれ出したのかしら。

私が小学生の頃も、荒らしなんていうチャットルームをかき乱す輩はいたけど、とても少数だったわ。

それにそこまで汚い言葉を使う大人もいなかった。

今だともっと恐ろしい人たちが出てくるような気がするのよ。

 

あの優しかった大人たちはどこにいるの?私を助けてくれた大人たちは?

今Yahoo!チャットが復活したとして、当時のような光景を見ることはできるの?

 

もうYahoo!チャットのようなコミュニティができることはないのかもしれないわね。

 

でもYahoo!チャットに助けられた小学生が私なの。

私みたいな小学生は今どうすればいいのかしら。